てねしい!
先月、仕事でちびまる子ちゃんのおじいちゃんの声をやっている青野武さんにインタビューした。青野さんは、若い頃、テネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』に、スタンリー役で出演したらしい。ちょうどこのときに、作者のウィリアムズが来日してきて、稽古場にやってきて、青野さんに「君はマーロン・ブランド(初演でこの役を演じた)よりすばらしいよ!」とか何とか言ったらしい。それってすごい話だよね。
というわけで(どういうわけで?)、今月は(っても5分前に先月になってしまった…)舞台も映画も、自分的にテネシー・ウィリアムズ特集、って感じだった。テネシー原作の映画ばかり見てた。マーロン・ブランド&ヴィヴィアン・リーの『欲望』はもちろん、ポール・ニューマン監督の『ガラスの動物園』、そのポール・ニューマンが主演の『渇いた太陽』(原作は『青春の甘き鳥』)、ポール・ニューマンとリズ・テイラーの『熱いトタン屋根の猫』、やはりリズ・テイラーと元夫のリチャード・バートン主演の『夕なぎ』。それに篠井英介主演の舞台の『欲望』と続く。
正直、若い頃、テネシーには結構ハマっていてその反動でしばらく彼の作品を受け付けない体質になっていた。『ガラスの動物園』なんて、一度どっぷりハマってしまった後は虫唾が走るくらい嫌いになった。甘くてたるくて、やめてくれい!って感じだったんだな。
だが、この年になると結構すんなり受け入れられて、自分自身で驚いている。どの作品もそう。『欲望』に感動することなんてもうないだろうな、って思ったけど、篠井の舞台を見て続けてヴィヴィアン・リーを見たら、それなりに作品の深さを再認識できた。
ワシも年取って、それなりに傷や痛みがわかる年になったってことかね。それはそれで複雑な心境だけど。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)


最近のコメント